中期中絶の具体的な手術の流れについて

さまざまな事情があって妊娠の継続が難しく、人工妊娠中絶手術を受ける人が少なくありません。

ただ一言で中絶手術と言っても、妊娠週数によって受けられる手術方法も異なりますし、金額も大きく異なります。

妊娠11週6日までに受けられる手術は「初期中絶」と言い、比較的体への負担も少なく多くの場合その日に帰宅することができるのに対し、妊娠12週から21週6日までに行われる「中期中絶」は、人工的に陣痛を引き起こして通常の出産と同じように胎児を外に出す方法をとります。

そのため精神的・身体的負担が大きくなりますから、妊娠を望まないのであればできるだけ早く医師に相談することが大切です。

初期中絶との大きな違いは、法律的に人工死産という位置づけになるため、役所への死産届の提出、埋葬許可証を取得したうえで埋葬を行う必要があるという点があげられます。

中期中絶は「出産育児一時金」の支給の対象となりますから、入院時に多額の費用を準備する必要はありません。

ただ入院日数によっても金額は異なりますから、詳しくはクリニックのスタッフに確認するようにしましょう。

また術前処置を含めると3日程度の入院が必要になりますし、精神的な負担によって中絶後後遺症候群のリスクも少なくありません。

このように妊娠週数が遅れることで多くの負担が増えますから、できるだけ早く決断し可能な限り16週までには完了することが望ましいと言えるでしょう。

一人で悩まず医師や看護師に相談しましょう。

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